そもそも自律神経ってなに?
私たちの体には、自分の意思とは関係なく自動的に体の調子を整えてくれる、とても大切な神経があります。それが「自律神経」です。
たとえば、緊張したときに心臓がドキドキしたり、暑いときに汗をかいたりするのも、自律神経の働きによるもの。呼吸のリズムや消化吸収、体温調節など、生命活動を維持するために欠かせない重要な役割を担っています。
「今から心臓を動かせ!」「胃を働かせろ!」と意識しなくても、体が勝手に動いてくれるのは、この自律神経のおかげなんです。
自律神経は、2つに分かれています。
昼間は、体を活動モードにする交感神経が活発に働き、夜は体を休息モードにする副交感神経が働きます。
この2つの神経がシーソーのようにバランスを取りながら、私たちの心身のコンディションを保っています。日中は交感神経が優位になり、夜は副交感神経が優位になるのが理想的な状態です。

自律神経は全身の機能をコントロールしているため、その乱れは様々な体の不調として現れます。
これらの症状は、日常生活に大きな影響を与えながらも、なぜ起こるのか原因がはっきりしないことが多く、本人にとってはとても辛いものです。
症状についてより詳しく紹介しております。
詳しくはこちら
鍼(はり)やお灸(きゅう)では、体の状態に合わせてツボを刺激します。ツボを刺激すると、それが皮膚や筋肉を通じて、私たちの神経系や血流に穏やかに働きかけます。
この刺激によって、心身に様々な良い変化が起こりはじめます。
つまり、鍼灸は「ちょうどいいバランス」を取り戻すためのお手伝いをしてくれるんです。

実際に鍼灸を受けてみると、これまで当たり前だと思っていた不調が、少しずつ和らいでいくのを実感できるかもしれません。
これらの変化は、鍼灸が体本来の治癒力を引き出し、「自律神経のバランス」が整ってきたサインです。

こんな方におすすめ
学生さん
テストや受験勉強、友人関係など、学生生活は想像以上にストレスが多いもの。原因不明の頭痛やお腹の不調に悩まされたり、集中力が続かなかったりするとき。
働き盛りの世代
仕事でのプレッシャー、パソコンやスマートフォンの長時間使用。不規則な生活での肩こりや眼精疲労、睡眠の質の低下を感じたとき。
シニア世代
加齢とともに、自律神経の働きは少しずつ低下し、めまいや立ち眩み、不眠、手足の冷えなど不調が出やすいとき。
男女問わず、誰もが対象
自律神経は、ストレスや生活リズムの乱れ、疲労の蓄積などによって、誰にでも起こりえるものです。特定の世代や性別だけがなるものでないため、幅広い世代におすすめです。
