鏡を見て「なんだかフェイスラインがぼんやりしてる…」「頬が下がって見える」と感じること、ありませんか?
その「上げたい!」という気持ちの正体は、実は4つの要因が組み合わさったものなんです。
むくみ、皮膚のコラーゲン低下、脂肪と筋肉のボリューム変化、そして姿勢や表情筋の使い方。
これらが複雑に絡み合って、私たちの顔の印象を左右しています。
短期的にはむくみのコントロールと血流改善が見た目を大きく変え、長期的には紫外線対策・スキンケア・筋肉の使い方が効果を発揮します。
つまり、今すぐできることと、コツコツ続けることの両方が大切なんですね。
ローラーマッサージは本当に効果があるの?
美容ローラーによる短時間のマッサージには、きちんとした理由があります。
皮膚の血流を直後に高める効果があり、継続することで血管の反応が改善したという報告もあるんです。
特に朝のむくみ対策や、一時的に「上がって見える」効果は理にかなっています。
ただし、強くこすりすぎは禁物。
クリームなどを使って摩擦を減らし、1〜2分を目安に優しく行うのがポイントです。
「顔筋トレ」って実際どうなの?
いわゆる顔ヨガなどの顔エクササイズについて、興味深い研究結果があります。
20週間の自宅実施で「頬のボリュームが改善」し、見た目年齢が少し若く評価された小規模な試験が報告されています。
ただし、この研究には限界もあります(非ランダム化・中年女性のみ・途中でやめてしまう人が多いという制約もありました)。
また、毎日30分×8週間、その後隔日で12週間と、継続の負荷はかなり高めです。
もしトライするなら、「頬を持ち上げる動き」を中心に、シワを深くする癖は避けて、写真で経過を見ながら過剰な力みを減らすのがコツです。
“In conclusion, a regimen of at-home facial exercises maintained for 20 weeks seemed to improve mid-face and lower face fullness.”
Title: Association of Facial Exercise With the Appearance of Aging(JAMA Dermatology, 2018) URL: https://pmc.ncbi.nlm.nih.gov/articles/PMC5885810/
※この研究は規模が小さく、すべての人への確実な効果を断定することはできませんが、「やり方次第で見た目のボリューム感が変わる可能性」を示してくれています。
スキンケアで”土台”をしっかり整えよう
日焼け止めは最強の味方
SPF入りの日焼け止めを毎日使うと、数年単位での皮膚老化を遅らせることができる、という無作為化試験の結果があります。
屋外だけでなく、日中の窓際や運転中も”毎日”使うことが大切です。
レチノール(ビタミンA)の力を借りる
細かいシワの改善や真皮のコラーゲン産生を促す効果が報告されています。
ただし、刺激が出やすいので、夜に少量から始めて、日中は必ず日焼け止めを併用しましょう。
美容鍼などの補助的な選択肢について
顔の弾力指標が改善したという小規模な研究はありますが、エビデンスはまだ予備段階です。
安全性に十分配慮しながら、生活習慣・日焼け止め・スキンケアと組み合わせて考えるのが現実的なアプローチといえるでしょう。
今日からできる!現実的なプラン
朝のルーティン
むくみが強い日は、優しく1〜2分のローラーマッサージを行い、最後に冷水でスッキリ締める。
日中の習慣
室内にいても日焼け止めを”毎日”。汗をかいたり、手で触れたりしたら塗り直しを忘れずに。
週3〜5回の習慣
頬を持ち上げる系の顔エクササイズを3〜10分。力みすぎやシワを寄せるのは避けて(効果は数週間〜数ヶ月単位で現れます)。
日常の意識改革
うつむきスマホの時間を減らし、食いしばりや猫背を意識してリセットする。
まとめ
リフトアップは、「即効のむくみ対策」と「長期の土台づくり(日焼け止め・レチノール・適切な表情筋の使い方)」の二段構えで取り組むのが現実的です。
研究的に見ても、”劇的に上がる魔法”というよりは、コツコツ積み上げることで差がつく分野なんです。完璧を目指さず、まずは安全に続けられる小さな習慣から始めてみませんか?
あなたのペースで、無理なく続けられることが一番大切。毎日の小さな積み重ねが、きっと素敵な変化につながるはずです。
なお、ミオラスでは美容鍼や小顔矯正の施術だけでなく、その他のケアも含めて理想的な美を実現することを目指しています。
興味がある方は一度、当院のHPをご覧ください。